野村 雅道(のむら まさみち)氏
FX湘南投資グループ代表
専修大学講師、中京大学講師
1979年東京大学教養学部卒。
1979年東京銀行(現三菱東京UFJ銀行)入行。貿易金融業務、預金、債券、営業業務に従事。
1982年ニューヨーク支店勤務を経て1985年本店為替資金部にてチーフディーラーとして外国為替業務に従事。
1987年ファーストシカゴ銀行へ転出し、その後も米欧の主要銀行にて外国為替部長等を歴任。
現在も国際経済コメンテイターとしてテレビ・新聞などで精力的に活動を行っている。
著書に『我々は外資に負けなかった』、『働かずに毎年1000万円稼げる私のFX超活用術』など多数。

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「財政赤字と格付けが生む円安」 2007年10月29日 10:33

2007年10月29日(月)―2007年10月31日(水)

総括「金利より法改正が気がかり」
需給「財政赤字と格付け」
テクニカル「借金したら一時でもいい思いをしたかった」
リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」
当局orうたかた無常「日本の財政赤字が2000兆円は甘い予測」
ID為替&質疑応答「G-7は課題を出しっ放しの会議」
横浜湘南便り「すべて旨かったが残念」


ドル円113-116 ユーロ円 163-166

FX湘南IG(FSIG代表 野村雅道(事務所 田園、山下、伊豆稲取)専修大学、中京大学講師 日経インデックス(2000年=100)10月26日東京引け 前回 10月24日からの変化 円83.5強し、ドル83.7弱し、ユーロ131.4強し(2007年1月4日 円82.3(87.9)ドル89.7(91.5)ユ-ロ125.5(120.0)括弧内は2006年1月4日)10月26日ドルインデックス IN NYBOT77.01弱し、CRB345.87強し、CRUDEOIL91.86強し、DOW13806.70日経平均ドルベース 10月26日東京引け144.41 IMM円投機筋 10月23日 円-21354(前週比+17259)ユーロ+69016(-17588)

1.予定

(今週の予定)

22(月)NZ 貿易収支、日 小売統計、
23(火)NZ 住宅建設許可、日 雇用統計、全世帯家計調査、独 雇用統計、米 消費者信頼感指数、
24(水)豪 住宅建設許可、、日銀政策決定会合、展望リポート、住宅着工、介入状況、ユーロ圏消費者信頼感指数、失業率、米3QGDP、個人消費、FOMC、ADP雇用者数、シカゴ購買部協会景気指数、建設支出
25(木)独 製造業PMI、ベイ ISM製造業指数、
26(金)日 マネタリーベース、独 小売売上、米 雇用統計


(来週の予定)

29(月)日銀議事録、米ISM非製造業景況指数
30(火)日 景気動向調査、ユーロ圏 PPI、小売売上、独 製造業受注、
31(水)RBAキャッシュターゲット、豪 住宅価格指数、独 鉱工業生産
1(木)NZ 失業率、豪 雇用統計、日 機械受注、マネーサプライ、景気ウォッチャー指数、独 経常収支、BOE&ECB 政策金利 米 失業保険申請
2(金)米 貿易収支、ミシガン消費者信頼感指数


2.総括「金利より法改正が気がかり」

週足ではG-7は多くが望んでいたようにドル安となった。
ただドル安となった通貨ユーロ、豪ドル、NZドル、カナダ、南アランドであり、ドル高は円、ポンド、スイスであった。
ドル安円安の流れは変わらない。
円はドル安の先陣を切れないというか、周回遅れというかたまに逆走する時もある。
2050年に財政赤字が2000兆円(甘い予想だ)と言われては円は買えない。
経済運営が信頼できる国に資金を移した金を移したくなる。

さて米国は3QGDPの発表がある。
予想の年率3%の成長はけっして悪くない。
利下げはあくまでサブプライム特別利下げだ。
GDPが発表されてからFOMCとなる。
0.25%の利下げの予想が多い。
日本では日銀政策決定会合があり据え置き予想だが、前もって額賀財務相、大田経財相、町村官房長官が「デフレ脱却は完全ではない」と釘をさした。
日銀展望リポートでは日本のデフレより世界経済の不透明さが強調される。
日本経済はしっかりとしているとするだろうが数字は長らくそれを示していない。

日本の住宅着工の数字も注目したい。
6月+6.0%、7月-23.4%、8月は-43.3%と激減。
9月予想は-32%の予想だ。
数字だけ見ればサブプライムローンの米国より悪い。
審査が厳格となった改正建築基準法の影響だ。
また最近は金融商品取引法の施行で投信販売が減少している。
景気は金利の上げ下げより一本の法改正で変わってしまう。
バブル崩壊させたのも土地取引の規制がきっかけであり金融引き締めではなかった。
金利より法改正の影響が大きい。


3.需給「財政赤字と格付け」

ムーディーズの日本の格付けは上から5番目のA-1だ。
G-7ではイタリアが上から三番目で他の国すべてはAaaで最上級だ。
高金利のアイスランド、オーストラリア、ニュージーランドもAaa。その他シンガポール、スイス、オーストリア、フィンランド、デンマーク、アイルランド、スペインも最上級。
日本と同じA-1はチリ、ボツアナ、キプロス、スロバキア、中国、サウジアラビア、バハマ、ギリシャだ。日本の国債格下げは1998年11月16日にムーディーズがAaaからAa1に引き下げたことから始まった。

1981年に日本が格付けされてから始めての格下げであった。
その後6段階下のA−2まで引き下げられ今月A−1へ1段階格上げされた。
格下げされ始めた頃から円安が進んでいるともいえる。
同じように弱いドルは別として他通貨での円安が進んでいるのは格付け、財政赤字も影響しているのかもしれない。
海外からは投資を躊躇され、中国へ向かい、日本からは将来を危惧して外貨投信の残高が急増したのも格下げが始まってからだ。
今回は以下も格付け、財政赤字特集としたい。 


4.テクニカル「借金したら一時でもいい思いをしたかった」

バブルの時代は借金をして土地を買って贅沢三昧をして後に破綻した人がいた。
失敗しても一時的にはいい思いをした。
日本は世界で比類のない借金大国だ。
以下にもあげたように借金は雪だるま式に増えていく。
ただ大借金をしているが、少しでも国民はいい思いをしていない。
何かいい思いをしてから後で苦しみを味わうのは納得がいくが、ただ借金だけ増えて増税されるのはたまらない。

少しずつ危機を感じて外貨投資をしたり、海外へ資産を移す人、あるいは拠点を移す人も出てきているのも円安の原因ではないだろうか。
数十年続くドルの危機とともに、円も1995年あたりから危機が進行しているのではないだろうか。
少しずつ危機が高まっているのに気づかないゆで蛙のようだ。

日本は借金をして社会資本を充実させたというが、日本程度の生活環境は海外に住んだり、旅行したりすると同じ以上に出来ることがわかる
それらの国は日本より財政赤字は小さいしオセアニア両国のように黒字の国まである。
いったい日本の借金はどこに行っているのだろう


5.リスク(想定済みにしてビックリしてはいけない) 「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」

北朝鮮暴発(北朝鮮開国?)、朝鮮半島統一、イラン、地震、日本物格上げ、米国物格下げ、貿易戦争(FTA)、米軍イラク撤退、領土教科書靖国問題、アジアでのテロ、イラク混迷、英国ポンドのユーロ入り


6.当局&うたかた無常「日本の財政赤字が2000兆円は甘い予測」

財政制度等審議会では何も改革をしなければ2050年には(2050年なら私も皆さんの多くも生きていないか、ボケているのでどうでもいいが)財政赤字がGDPの4倍になると指摘した
日本は低成長なのでGDP500兆円が続くとすれば借金は2000兆円となる。
びっくりするような数字だが、7のID為替にあげたようなペースから計算すれば2000兆円でなく5000兆円は軽く超えてしまう。
1998年頃に纏めた大蔵省の財政赤字の見通しでは2025年には政府の財政赤字がGDPの153%という細かい予想をしているが2025年を待たずしてそれは既に達成しているからだ。


7.ID為替「G-7は課題を出しっ放しの会議」

G-7では各国別の宿題のような声明も付随されることがある、1985年のドルを大暴落させた声明(当時はG-5)でも各国別に多くの課題があったが、やはり重要なものは米国の貿易赤字改善と日本の財政赤字縮小だった
米国の貿易赤字は当時の約2000億ドルから現在の7000億ドルの3.5倍となり、日本の国債発行残高は1985年の134兆円から現在は457兆円(国の借金全体は800兆円を超えるで)で3.4倍。
地方を含めると借金は1163兆円にもなっている。
米国の赤字はGDPも拡大したから少しは理解できるが日本はGDPも拡大せず赤字だけが増えていった。

こうなるとG-7というのは何なのかと思ってしまう。
会議をするだけで結果は何も残さない会議だ。
ただ1985年当時はドルを劇的に安くすることを表明したがそれは達成している。
無限に介入すればそれは簡単だ。
為替は当局おもちゃのように動かされてしまう
我々は為替を動かすという以外ではG-7に期待しすぎている。
ただ為替を動かすということでは面白い会議なのでデイトレーダーにとってはやめて欲しくないだろう。

内需拡大−規制緩和−市場開放−小政府−財政均衡−自己責任−公明正大 50―超円高−100―円高−150−普通円−200―円安−250−円安−
「世界一のデフレと物価高の共存が日本の弱点」「国を選ぶ時代」FX湘南社是 「面白く正しく」FSIG FX湘南投資グループ 代表 野村雅道 専修大学、中京大学講師(事務所 横浜田園、山下公園、伊豆稲取)


8.横浜湘南便り「すべて旨かったが残念」

日本でまだ訪れていない県が数県残っているので少しずつ周りながら地方経済を実体験している。
東京と地方との経済格差は実感出来た。
今年は宮崎や秋田も行ったが、美味しく頂いた宮崎地鶏や比内地鶏で不当表示、また定期的に通う名古屋でも名古屋コーチンの不当表示の報道があった。
さらに名古屋駅でお土産に買う赤福餅も賞味期限偽装。
でもグルメでもない私にとってはすべて美味しかった。
教えてもらわないほうが良かった。
残念。復活を期待したい。


           

(写真=@宮崎地鶏A秋田の穀倉B名古屋城)


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「甘利大臣も南アフリカへ」 2007年10月25日 08:50


2007年10月25日(木)―2007年10月26日(金)


総括「G-7後はさしたる動きもなく」
需給「月曜日マジック」
テクニカル「逆張りも根性」
リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」
当局orうたかた無常「南アランド強し@、甘利大臣も近々訪問」
ID為替&質疑応答「南アランド強しA、巨漢が疾走」
横浜湘南便り「カウントダウントレイン」


ドル円113-116 ユーロ円 161-164 

FX湘南IG(FSIG代表 野村雅道(事務所 田園、山下、伊豆稲取)専修大学、中京大学講師 日経インデックス(2000年=100)10月24日東京引け 前回 10月19日からの変化 円83.3強し、ドル83.9弱し、ユーロ130.9弱し(2007年1月4日 円82.3(87.9)ドル89.7(91.5)ユ-ロ125.5(120.0)括弧内は2006年1月4日)10月24日ドルインデックス IN NYBOT77.51強し、CRB336.13弱し、CRUDEOIL87.66弱し、DOW13675.25、日経平均ドルベース 10月24日東京引け143.06 IMM円投機筋 10月16日 円-38613(前週比+7144)ユーロ+86604(-562)

1.予定

(今週の予定)

22(月)豪3QPPI、
23(火)米 リッチモンド連銀製造業指数
24(水)アジア欧州会議(北京)、豪3QCPI、日 貿易統計、ユーロ圏経常収支、米 中古住宅販売、
25(木)RBNZオフィシャルキャッシュレート、日 企業けサービス価格、ECB理事会、独 IFO景況指数、、米 失業保険、耐久財受注、新規住宅販売
26(金)日 CPI、鉱工業生産、独 GFK消費者信頼感指数、


(来週の予定)

29(月)NZ 貿易収支、日 小売統計、
30(火)NZ 住宅建設許可、日 雇用統計、全世帯家計調査、独 雇用統計、米 消費者信頼感指数、
31(水)豪 住宅建設許可、、日銀政策決定会合、展望リポート、住宅着工、介入状況、ユーロ圏消費者信頼感指数、失業率、米3QGDP、個人消費、FOMC、ADP雇用者数、シカゴ購買部協会景気指数、建設支出
1(木)独 製造業PMI、ベイ ISM製造業指数、
2(金)日 マネタリーベース、独 小売売上、米 雇用統計



2.総括「G-7後はさしたる動きもなく」

G-7前の1週間は3円円高になったが、G-7後はさしたる動きもない。
イベントはこのようなもので事前が面白い
テストの結果が出て確信を持って作ったポジションからはあまりボラティリティーは生まれない。
事前にリスクをとる人にはご褒美が多いようだ。

これからの焦点は昨日公定歩合引き下げの噂も出た米国FOMC、減速するがそれほど悪化しない予想の米国3QGDPなどだ。
日本のCPI、日銀政策決定会合もある。
日銀は楽観だが株価などから見れば景気は楽観出来ない。
特に住宅は7月前年比23.4%減少、8月43.3%減少とサブプライムで揺れる米国を大きく下回る下落率。

また本日は8.25%の政策金利を据え置いたニュージーランドも来週は貿易収支、住宅建設許可の発表がこれからある。

中国は温家宝首相も過剰投資を抑制することを表明した。
利上げ、準備率引き上げ、昨日は否定された人民元切り上げも想定したい。
特に金曜の夜などは。ただ昨日も中国株は小動きで日本株は92円下げ。
他人の心配より自分の心配を。


3.需給「月曜日マジック」

月曜日にシドニーで突っ込みその後戻す展開はたまにある
最近では9月10日や今週の10月22日
前者は米国雇用統計の大幅悪化、後者はG-7での人民元切り上げ要求声明から円の連れ高思惑で一度シドニーで突っ込んだ後戻す。
どちらも土日というゆっくりと考える時間があった後のドル売り。
それが時間が経つにつれ戻す。
一つはドルを売るのが大なり小なり投機筋なので後に自ら買い戻さなければいけない、月曜日は仲値でのドル買いが多い。
日本の輸入業者は1,2円ドルが下がれば必ずドルを買ってくる
輸出は保守的なので突っ込み売りをせず戻り待ちとなる。
じりじりと戻し、我慢強い人も輸出のフォロースルーがなく夕刻まで利食えなければ自分で買い戻して帰宅する。
ごく少数は月曜日から徹夜決戦となる。
頻繁ではないがたまにある月曜日だけのパターン。


4.テクニカル「逆張りも根性」

私にとって100%ではないが確率の高いテクニカル指標としては、カブセ線、長いヒゲ、5日移動平均線の反転、ボリンジャーバンドの上限、下限からの反発のローソク足が出た時などその他もいろいろある。
ただその指示通りに従えない理由はいくつかある。
テクニカルでは反転を示唆しているが、センチメントは高値、安値圏で相場が推移しているので変わっていない。
センチメントに反するのは結構、腹の力がいる。
逆張りとか、「裏の道、宝の山」とかいうことを実践するのは難しい。
またポジションを持っている時、特に損が出ているポジションを持っている時はテクニカルの指示に従い難くなる。
罫線を素直に見る前に懐勘定をするからだ


5.リスク(想定済みにしてビックリしてはいけない) 「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」

北朝鮮暴発(北朝鮮開国?)、朝鮮半島統一、イラン、地震、日本物格上げ、米国物格下げ、貿易戦争(FTA)、米軍イラク撤退、領土教科書靖国問題、アジアでのテロ、イラク混迷、英国ポンドのユーロ入り


6.当局&うたかた無常「南アランド強し@、甘利大臣も近々訪問」

南アランドが強い。
ドルランドは3日連続陰線で今週は月曜日のG-7直後のドル高値が6.9238で昨日は6.6290まで3000ポイント近く、約4%ドルが下落ランドが上昇した。
今月はやや予想外にスイスとともにサブプライムローン問題で揺れる中10.5%へ利上げした南アフリカだが、それも昨日発表された9月CPIが予想の前月比+0.4%より強い+0.7%へ上昇したからだろう。
食料とエネルギー価格の上昇が強い。
戦前のドイツを彷彿とさせる隣国ジンバブエの天文学インフレが少しは影響しているのだろうか。
ジンバブエは米ドル公定レートが9月1ドル250ジンバブエドル(Zドル)から3万Zドルに切り下げられた。
闇レートは1ドル75万Zドルになっている。
資源や貴金属景気も好調だ
中国は既に資源外交を活発化させているが日本も漸く甘利経済産業相が南アフリカと日本の格付けで同格のボツアナへ11月急騰するレアメタル(希少金属)確保に向け訪問する。
南アは世界のプラチナの8割、パラジウムの4割のシェアーがある。


7.ID為替「南アランド強しA、巨漢が疾走」

ラグビーには詳しくない私がTVでワールドカップラグビー決勝を見たときはどちらが南アでどちらがイングランドかわからなかった。
どちらもほぼ全員が白人であったからだ。
サッカーの南アチームが黒人が主体でその身体能力からしてラグビーも黒人主体だと思ったが意外であった。
理由はわからなかったが、ラグビー通に聞くと、黒人は体格がラグビーにふさわしい大柄がっしり型ではないこと、ラグビーにはプロがない(あるいはプロ化が始まったばかりだから)からなどど教えてくれた。他にも理由があるのだろうか。
フランスでの決勝戦にはムベキ首相、ウィリアム&ヘンリー王子、サルコジ大統領も駆けつけていた。元植民地の南アが勝ったのだが、白人対白人の戦いであったので、宗主国からの勝利という感動はなかった。
トライはひとつもない試合であったが、そのスピード、迫力にのめりこみ時間がすぐに過ぎ去っていってしまった。
フォワードもどっしりとした巨漢ではなく動きが機敏であるのにも驚いた。
体重は120キロくらいあるが、また皆イケメンであった。
あまり関係ないが、南アランド保有者にとってはセンチメントを高めた優勝であった。


内需拡大−規制緩和−市場開放−小政府−財政均衡−自己責任−公明正大 50―超円高−100―円高−150−普通円−200―円安−250−円安−
 「世界一のデフレと物価高の共存が日本の弱点」「国を選ぶ時代」FX湘南社是 「面白く正しく」FSIG FX湘南投資グループ 代表 野村雅道 専修大学、中京大学講師(事務所 横浜田園、山下公園、伊豆稲取)


8.横浜湘南便り「カウントダウントレイン」

毎週何かしらのお祭りが開かれている学園祭都市のような横浜。
でもこれはちょっと早すぎる。
東横みなとみらい線には2009年横浜開港150周年祭の飾り付けがついたカウントダウントレインが走っている。
横浜は2008年のサミットには首脳会議も閣僚級会議の開催都市に安倍さんに選んでもらえなかったので開港150周年祭に集中するしかないのだろう。
1854年の日米和親条約で総領事として赴任したハリスが1858年に神奈川沖のポータハン号上で締結した不平等条約。
条約に従って神奈川(実際は横浜村)が1859年7月4日に開港されてから2009年で150年となる。

そういえば昔「不平等条約って何?」という試験問題があったような気がする。
本で学ばず幕末開港の歴史も横浜に遠足でもしてここにペリーが上陸したとか実際に見れば頭に入りやすかった。
不平等条約とは治外法権や関税自主権がないことだっただろうか。


           

(写真=@Aペリーさんが上陸した写真もついているカウントダウントレインBI WANT TO LIVE IN YOKOHAMAの広告)


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「ドル安の中でのG-7と限界」 2007年10月22日 09:37

2007年10月22日(月)―2007年10月24日(水)

総括「ドル安の中でのG-7と限界」


ドル円113-116 ユーロ円 162-165

FX湘南IG(FSIG代表 野村雅道(事務所 田園、山下、伊豆稲取)専修大学、中京大学講師 日経インデックス(2000年=100)10月19日東京引け 前回 10月17日からの変化 円82.8強し、ドル84.0弱し、ユーロ131.3弱し(2007年1月4日 円82.3(87.9)ドル89.7(91.5)ユ-ロ125.5(120.0)括弧内は2006年1月4日)10月19日ドルインデックス IN NYBOT77.34弱し、CRB340.11強し、CRUDEOIL88.60強し、DOW13522.02、日経平均ドルベース 10月19日東京引け146.21 IMM円投機筋 10月16日 円-38613(前週比+7144)ユーロ+86604(-562)

1.予定

(今週の予定)

月)豪3QPPI
23(火)米 リッチモンド連銀製造業指数
24(水)アジア欧州会議(北京)豪3QCPI、日 貿易統計、ユーロ圏経常収支、米 中古住宅販売、
25(木)RBNZオフィシャルキャッシュレート、日 企業けサービス価格、ECB理事会、独 IFO景況指数、、米 失業保険、耐久財受注、新規住宅販売
26(金)日 CPI、鉱工業生産、独 GFK消費者信頼感指数、


(来週の予定)

29(月)NZ 貿易収支、日 小売統計、
30(火)NZ 住宅建設許可、日 雇用統計、全世帯家計調査、独 雇用統計、米 消費者信頼感指数、
31(水)豪 住宅建設許可、、日銀政策決定会合、展望リポート、住宅着工、介入状況、ユーロ圏消費者信頼感指数、失業率、米3QGDP、個人消費FOMC、ADP雇用者数、シカゴ購買部協会景気指数、建設支出
1(木)独 製造業PMI、ベイ ISM製造業指数、
2(金)日 マネタリーベース、独 小売売上、米 雇用統計


2.総括「ドル安の中でのG-7と限界」


(ドル安継続)

G-7とは関係なく今まで通りの米国景気低迷でのドル安が継続する
円については、あまり脈絡はないが人民元のさらなる上昇を望むことで、連れ高にしたい思惑があるかもしれないが、IMMの円売りのポジションがゼロくらいなるところくらいが限界だろう。
6月の18万枚(180億ドルの円ショート)がゼロになるのに約10円の円高だったので現在4万枚のショートなら2、3円の円高がメドだろう。


(ドル安での人民元高は効果なし)

さて為替の声明ではユーロ高も円安も取上げられなかった
ファンダメンタルズ重視のG-7ではファンダメンタルズに合致してるが行き過ぎだけでは声明にはのせられないのだろう。
中国は貿易黒字と人民元半固定相場ではファンダメンタルズに合致しないので取上げられた。
ただドル安の中で人民元を少し強くしてもまったく効果はない
全体としては対ユーロでも対円でも人民元安が続いてしまう。
恩恵を受けるのは対ドルだが、米国は中国が作っている商品を製造していないので不均衡是正ではまったく意味がない


(円は無視)

円のことがとやかく言われないのは少しずつ無視されているような気がする
損切りで円は買えても、長期投資してリターンが望める通貨ではない。
財政赤字、増税、高齢化、物価低下、賃金低下、公共料金引き上げではあまり楽しくない通貨だ。


(投資したい国は不変)

米国も苦しく株価下落の物価上昇だ。やはり投資したくなる国はBRICs、VISTA、NEXT11、拡大ユーロ、アフリカ(重複するが)などだろう。
さらにはそこへ資源供給できる資源国だろう。

中国はGDPでもいずれ日本を抜くだろう。
購買力平価GDPでは既に抜いている。
ただ一人当たりGDPでは日本が3万ドルを超えているのに対し、中国は2000ドル未満
まだまだ上昇余地がある。
日本を越えて始めてバブルと言えば良いだろう。

ただその日本も一人当たりGDPは既に世界で15位以下である。
さらに増税が控えている。
他国は税金は高いがそれで社会福祉を賄っている。


(中国には遠慮)

中国に対し人民元上昇へ少しトーンが強くなった中国の柔軟性は歓迎と持ち上げているが)が、1985年のプラザ合意では「為替レートが対外インバランス調整する上で役割を果たすべき。非ドル通貨のいっそうの上昇が望ましいときは促進するよう密接に協力する(介入する)」としていた。
もっと強かった。また中国は円高にしても世界の不均衡が改善しなかった、いや悪化したことを上げて、人民元の急速な上昇を避けている。
そんなことで景気の腰を折ると、中国のみならず、世界中が破綻してしまうだろう。
今はまだまだ続く中国特需で世界が潤っている。


(G-7での限界)

サブプライム、格付け機関、ヘッジファンド、国営ファンド問題は議論しただけということだろう。
ただ世界協調資金供給をしたことは自画自賛した。
米国の変調は回復していないが。
エネルギー問題などは議論しても仕方がない。
効果がない。また経済に影響力のある中国やOEPCが参加していないG-7では影響力がない。


(日本の赤字)

1985年のプラザ合意では日本の財政赤字の削減を求めていたが、改善はまったくなく悪化している
G-7の限界。
ユーロでは財政赤字が増加すると罰則があり規律が重視される。
日本は赤字放置。
これが日本の格付けの低い原因でもある。
イタリアを除くG-7諸国は最上級格付け。
日本はチリ、ボツアナに追いついた段階。格付けからは円安当然。


(結論)

グローバルボーダレス社会中で最後はそれぞれがユーロのように統一通貨に参加するのだろうが、日本は物価、金利、税制、規制で世界と違いすぎるのでどこにも入りにくい。

           

(写真=今年の野球もクライマックスへ@DRAGONS ROAD2007A名古屋ドームBキーストンコンビ)


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「ドコソコ発の日本株だけ下げ」 2007年10月18日 09:34

2007年10月18日(木)―2007年10月19日(金)

総括「G-7はファンダメンタルズ集会の筈」
需給「ドコソコ発の日本株だけ下げ」
テクニカル「P&Fのご質問」
リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」
当局orうたかた無常「南アランドのレバレッジのご質問」
ID為替&質疑応答「トルコリラについてのご質問」
横浜湘南便り「ゴルフのメッカに」


ドル円115-118 ユーロ円 164-167 

FX湘南IG(FSIG代表 野村雅道(事務所 田園、山下、伊豆稲取)専修大学、中京大学講師 日経インデックス(2000年=100)10月17日東京引け 前回 10月12日からの変化 円82.0強し、ドル84.5同、ユーロ130.9弱し(2007年1月4日 円82.3(87.9)ドル89.7(91.5)ユ-ロ125.5(120.0)括弧内は2006年1月4日)10月17日ドルインデックス IN NYBOT78.02弱し、CRB338.82強し、CRUDEOIL87.40強し、DOW 13892.54、日経平均ドルベース 10月17日東京引け145.66 IMM円投機筋 10月9日 円-45757(前週比-17688)ユーロ+87166(-7274)

1.予定

(今週の予定)

15(月)NZ3QCPI、日銀支店長会議、中国共産党大会、米 NY連銀製造業景気指数、バーナンキ議長講演、ポールソン財務長官講演
16(火)独&ユーロ圏 ZEW景況感調査、ユーロ圏CPI、米 対米証券投資、鉱工業生産、設備稼働率、カナダ中銀政策金利
17(水)日 第3次産業活動指数、米 CPI、住宅着工、建設許可、ベージュブック
18(木)ユーロ圏貿易収支、建設支出、米 失業保険、景気先行指数、フラデルフィア連銀景況指数
19(金)日 全産業活動指数、独 PPI、バーナンキ議長講演、G-7、IMF総会


(来週の予定)

22(月)豪3QPPI、
23(火)米 リッチモンド連銀製造業指数
24(水)アジア欧州会議、豪3QCPI、日 貿易統計、ユーロ圏経常収支、米 中古住宅販売、
25(木)RBNZオフィシャルキャッシュレート、日 企業けサービス価格、ECB理事会、独 IFO景況指数、、米 失業保険、耐久財受注、新規住宅販売
26(金)日 CPI、鉱工業生産、独 GFK消費者信頼感指数、
31(水) 米GDP、FOMC、BOJ、


2.総括「G-7はファンダメンタルズ集会の筈」

G-7直前。為替はユーロや円などに個別に焦点が当てられるか。

G-5、G-7はファンダメンタルズに沿わない動きをする時に声明を出し、介入もする。現在は米国の伝統の双子の赤字と住宅不振、通貨ユーロを持った欧州の台頭とインフレ懸念、中国などBRICsの躍進、資源国の好景気、黄昏の日本でドル安、円安、欧州通貨高、アジア通貨高、資源国通貨高が進んでいる。ファンダメンタルズには合致している。

85年のプラザ合意時は貿易赤字の米国がドル高、黒字の日本が円安であり、95年はバブル崩壊中の日本が円高でありファンダメンタルとの矛盾があった。
当局は介入を行った。
そう考えると行き過ぎの警告はあってもファンダメンタルズの逆を行く声明や介入G-7ではない。
やればG-7の存在価値がなくなる。


3.需給「ドコソコ発の日本株だけ下げ現象」

昨日はインド発の日本株下げという報道があった。
またかと思った。
今年は「上海発の」、「サブプライムローン問題発の」世界同時株下げが見出しになったが、下がったのは上海でも、米国でも、世界同時でもなく、日本だけであった
日本株は今年世界で下落している稀な市場だ。
これでも利上げをしたい人がいるおかしな国だ。

インドの海外からの資金流入抑制、ルピー高抑制策は成長の痛みを和らげるもので98年のアジア通貨危機や昨年のタイでも行われた新興国の過熱を抑える政策で異質なものではない。
ヘッジファンドのような決算を控えた短期一発勝負型の投機家には打撃だが長期投資家にはあまり関係がない政策。
新興国の成長にも水を差さない。


4.テクニカル「P&Fのご質問」

「P&Fの見方分かってきました♪ドル円日足で見るとカタチが悪いので難しいですが3角保合で倍とするならば118.8〜119、7×3(枠転換)ならば118.3程度が目標と思いますが如何でしょうか?」

P&Fのカウンティング(目標値)のことでしょうか。
私はP&Fは大いに利用してきましたが、カウンティングだけはいま一つという感じがしていました。
というのも為替相場はあまり動かないので、カウンティング(揉み合った行数×3倍=3枠転換の場合)をしてもなかなかそこまで到達しないからです。
ドル円なら5行以上、10行も揉みあうことが多いですが、目標値までは殆ど伸びませんでした。
P&Fではカウンティング以外の○×、トレンドライン、パターン分析で利用することが多いです。


5.リスク(想定済みにしてビックリしてはいけない) 「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」

北朝鮮暴発(北朝鮮開国?)、朝鮮半島統一、イラン、地震、日本物格上げ、米国物格下げ、貿易戦争(FTA)、米軍イラク撤退、領土教科書靖国問題、アジアでのテロ、イラク混迷、英国ポンドのユーロ入り


6.当局&うたかた無常「南アランドのレバレッジのご質問」

「年金補充のつもりで南アランドを長期で持うと考えています。他通貨でしたら2から3倍のレバですが南アの場合は5,6倍でもいいのかなと考えましたが・・・。理由としては下げ幅が今回でもせいぜい2円ほどでNZほどの損失はないのではと素人なりに判断しているのですが。この単純な思考に盲点があるやも知れず、お尋ねいたします。よろしくお願いいたします。」

南アランドが15円とすれば2円でも13%の動きです。
NZ円なら11円程度の動きと同じです。
レバレッジに直せば2円は7.6倍で証拠金がゼロになります。
5倍なら3円、6倍なら2円50銭で証拠金がゼロになります。
南アランド円は400円から10円まで下落してきた通貨ですが、アパルトヘイト策廃止後は、資源を活かし市場経済に参入している有望国だと思います。
年金に加えるという長期安定投資なら年利回り20%程度で十分だと私自身は思っています。
これくらいの目標ならここ数年の変動でも安心していられたと思います。
それ以上のレバレッジすなわち利回りを求めることは個人の好みなので私は何も言えません。
ただ短期のデイトレードの売買で1日あたりの損失を決めてやるにはいくらのレバレッジでもいいと思います。

基本的には高金利の国は貿易赤字、インフレ、通貨下落は覚悟しておくべきでしょう。
それと過去の変動を勘案してレバレッジ2,3倍、またはレバレッジをかけて20%程度でとどめることを薦めています。
そうしていれば今夏の下げも落ち着いて見られたと思います。
とにかく長期スワップ狙いは元本を絶対と言っていいほど失わないつもりでやっていただきたいということです。
為替変動はオマケという感じで。
ここ10年はオマケがいっぱいついていましたがオマケはあてにせずというつもりでいきたいと思います。


7.ID為替「トルコリラについてのご質問」

「USD/TRYのベッグ制のため、レバレッジを100倍以上かけることをしばしば見ます。リスクは高いのではないでしょうか?先生の意見をお聞かせ下さい。」

トルコリラはペッグ制ではありません。
2001年2月22日にトルコリラは固定相場制から変動相場制に切り替わっています。
金利は17.5%もあるので長期投資にはレバレッジは1.5倍程度で十分だと思っています。
政情不安、イラクとの軍事問題など障害は多くあるので1倍でもいいのではないでしょうか。

内需拡大−規制緩和−市場開放−小政府−財政均衡−自己責任−公明正大 50―超円高−100―円高−150−普通円−200―円安−250−円安−
「世界一のデフレと物価高の共存が日本の弱点」「国を選ぶ時代」FX湘南社是 「面白く正しく」FSIG FX湘南投資グループ 代表 野村雅道 専修大学、中京大学講師(事務所 横浜田園、山下公園、伊豆稲取)


8.横浜湘南便り「ゴルフのメッカに」


一昨日10月16日(火)は第34回東伊豆町ゴルフ大会があり町民204名が参加した。
1万4千人の人口で204人が平日ゴルフに参加出来るのが日本一のゴルフの町たる由縁だ。
この中からの代表50名が平均80台のスコアを出し、全国から挑戦する市町村を退けてきた。
今回は特別ゲストで東京多摩市より20名、埼玉新座市、ハンディキャップを持つ方々招かれた。
現地の伊豆新聞では組み合わせフォーサムまで掲載される熱狂振り。
いつも通う魚料理の「徳造丸」から料理長が参加、旅館銀水からも参加などどまさに町ぐるみの大会。
以前挑戦し敗れ去った千葉野田市や麻生元大臣も応援に駆けつけた福岡飯塚市の参加はなかったようだ。

今回はギャラリーとして応援したが、老若男女(若はいなかった?)が山、森、島、海の4コースへ挑んでいった。
都市対抗野球はあるが、都市対抗ゴルフのメッカとして伊豆稲取が栄えれば観光復活にも繋がるかもしれない。
そういえば全国から公募で選ばれた女性の観光局長は如何なさっているのだろう。
相模灘に面している東伊豆町は温暖な気候、豊かな温泉が湧出する大川・北川・熱川・片瀬・稲取の6つの温泉郷、みかんやわさびなどの農産物、金目鯛や伊勢えびなどの海産物、日々彩りを変える山々、豊かな風を利用した風力発電、ゴルフやパラグライダー、ダイビングなどのスポーツも盛んな町だが2月の河津桜とつるし雛祭りと夏の海水浴シーズン以外はパッとしないのが悩みだ。
日本に団体旅行、社内旅行が消え去ったからだろう。
最近見る団体旅行は中国の方が多い。高度成長の象徴が団体旅行かもしれない。

           

(写真=東伊豆ゴルフ大会@海へ向かってフォアーA賞品B打ちっぱなしも日本一、ケチなネットは張っていない)


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「スイス、南アフリカに憧れる中銀達」 2007年10月15日 09:47

2007年10月15日(月)―2007年10月17日(水)

総括「本音はスイスや南アフリカの利上げ」
需給「続総括、米CPI、シティーバンク収益など」
テクニカル「IMM&ドル円も遅ればせながら雲上人か」
リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」
当局orうたかた無常「日本もサブプライム?」
ID為替&質疑応答「動きは小さく報道は大きく」
横浜湘南便り「赤福、名古屋コーチンを食べたい」


ドル円116-119 ユーロ円 165-168

FX湘南IG(FSIG代表 野村雅道(事務所 田園、山下、伊豆稲取)専修大学、中京大学講師 日経インデックス(2000年=100)10月12日東京引け 前回 10月10日からの変化 円81.4弱し、ドル84.5弱し、ユーロ131.1強し(2007年1月4日 円82.3(87.9)ドル89.7(91.5)ユ-ロ125.5(120.0)括弧内は2006年1月4日)10月10日ドルインデックス IN NYBOT78.189弱し、CRB333.50強し、CRUDEOIL82.74強し、DOW 14093.08、日経平均ドルベース 10月12日東京引け147.88 IMM円投機筋 10月9日 円-45757(前週比-17688)ユーロ+87166(-7274)

1.予定

(今週の予定)

15(月)NZ3QCPI、日銀支店長会議、中国共産党大会、米 NY連銀製造業景気指数、バーナンキ議長講演、ポールソン財務長官講演
16(火)独&ユーロ圏 ZEW景況感調査、ユーロ圏CPI、米 対米証券投資、鉱工業生産、設備稼働率、カナダ中銀政策金利
17(水)日 第3次産業活動指数、米 CPI、住宅着工、建設許可、ベージュブック
18(木)ユーロ圏貿易収支、建設支出、米 失業保険、景気先行指数、フラデルフィア連銀景況指数
19(金)日 全産業活動指数、独 PPI、バーナンキ議長講演、G-7、IMF総会


(来週の予定)

22(月)豪3QPPI、
23(火)米 リッチモンド連銀製造業指数
24(水)アジア欧州会議、豪3QCPI、日 貿易統計、ユーロ圏経常収支、米 中古住宅販売、
25(木)RBNZオフィシャルキャッシュレート、日 企業けサービス価格、ECB理事会独 IFO景況指数、、米 失業保険、耐久財受注、新規住宅販売
26(金)日 CPI、鉱工業生産、独 GFK消費者信頼感指数、
31(水) 米GDP、FOMC、BOJ、


2.総括「本音はスイスや南アフリカの利上げ」

G-7に焦点をあてながら、既に目を10月31日のFOMC、米国3QGDP、日銀政策決定会合も見ている。クライマックスシリーズに集中しながら日本シリーズの戦略も考えなければならない監督のようだ。

2QGDPはすべて出揃ったがマイナス成長は日本だけで、他の国は年率あるいは前年同期比で0%台も1%台の国もない。それは今年下落しているのは日本の株くらいということにも一致している。
為替と違って株はファンダメンタルズを写す。
いや円もファンダメンタルズを表しているか、クロス円では。

さてやはりG-7は盛りだくさんだ。
米国金融当局がいまだ巨額資金供給を行っているサブプライムローン問題、正体のつかみにくいヘッジファンド規制問題、中国、中東などの政府系ファンド問題、サブプライム証券に格付けした格付け機関問題、事前の預金準備率引き上げを実施した中国の巨額貿易黒字と人民元問題、他に通常の保護貿易問題、IMF改革問題、エネルギー問題(原油高の話も忘れてはいけない)、資金洗浄問題などがある。そこへユーロ高や円安あるいは円キャリーまで議論出来るのだろうか
事務方は上手く事前に纏め上げているのだろうか。
ユーロ圏でさえ当初はフランスがユーロ高懸念を上げたが、先週はインフレ懸念の権化のドイツが引き締めも示唆したので一枚岩ではない。
フランスは場外コメントでも盛り上げようとするが声明に印刷されないと効果はないだろう。
前回同様の「リスクに注意だけ」ではドル安円安の流れは変わらない。G-7の後IMF総会もあるが引き続きコメント合戦になるが主題はやはりサブプライム問題だろう。

ただ米国配慮で10月前半に金利据え置きをしたRBA、ECB、BOEだが(日本は配慮する余裕なし)、スイスや南アは利上げをした。
これが中銀の本音なのだろう。
今週は資源景気絶好調のカナダが政策金利を決定する。
以前カナダ中銀総裁はサブプライム問題の前に利上げをしておくべきだったと後悔の発言をしていただけに注目したい。


3.需給「続総括、米CPI、シティーバンク収益など」

G-7前の今週も盛りだくさんで米国はバーナンキ、ポールソン両巨頭の講演、CPI、住宅着工がある。
日本は日銀支店長会議で都会と地方の格差が取上げられるか。
ユーロ圏もCPI、NZは25日の政策金利決定のヒントとなる3QのCPIの発表がある。
米国はまた銀行の決算があるがシティーバンクは既に10月1日に1-9月は前年同期比6割の減収と予想を発表している。

前年同期は55億ドルの純利益。サブプライム評価損で損失が13億ドルとなるそうだ。


4.テクニカル「IMM&ドル円も遅ればせながら雲上人か」

IMMの円投機ポジションは10月9日付けで-4万5千枚となった。
8月21日にゼロ近辺に落ちてきて漸く少し円売りが増加し始めた。
8月11日に111円をつけてからは市場予想者は多くは108円もありうるとしたが、IMMのポジションが一向に円の買い越しにもならずドル円は徐々に戻ってきた。
ドル円が急落するにはまた積み上げなければならない。
まだ積み上げ中といったところだろう。
再び10万以上の売り越しにならないと損切りエネルギーが溜らない。
一目でもカナダ円や他のクロス円に遅れること約1ヶ月、仲間の香港ドル円にも出し抜かれて漸く雲の上に顔を出しそうだ。

10万以上の円売りポジションや雲の上はるか上空にいかないとドル円の下げのエネルギーはいくら米国利下げ、サブプライムローン破綻と後付けで叫んでも届かない。


5.リスク(想定済みにしてビックリしてはいけない) 「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」

北朝鮮暴発(北朝鮮開国?)、朝鮮半島統一、イラン、地震、日本物格上げ、米国物格下げ、貿易戦争(FTA)、米軍イラク撤退、領土教科書靖国問題、アジアでのテロ、イラク混迷、英国ポンドのユーロ入り


6.当局&うたかた無常「日本もサブプライム?」

日本の住宅着工件数は7月ー23.4%、8月-43.3%と前年同月比大幅減少している。
米国のサブプライムローン問題ではなく、改正建築基準法で建築基準が厳しくなって大幅に建設が遅れているかららしい。
金融界でも10月に金融商品取引法の施行でリスク説明への法対応が遅れ投信の販売が減少しているそうだ。
そういえば証券会社などから、金融商品取引法の説明の冊子が送られてきている。
最初の印象は印刷代がすごいなと思ったことくらいで、印刷さん屋さんへのまさしく公共事業かと思っただけである。
でもこの改正建築基準法と金融ナントカ法で景気の盛り上がりは抑えられるのは確かだろう。


7.ID為替「動きは小さく報道は大きく」

1973年の変動相場制採用以来相場は大きく変動してきた。
プラザ合意前も300円から170円へ下落して260円へ戻ったり、1985年のプラザ合意以降は240円から毎年40円ずつ3年間下落して120円になったりした。
それでも最近と比べると新聞テレビなどの報道はそれほど大きくなかったように思う。
現在はIT革命で一瞬のうちに世界の出来事が伝わるし、報道各社も競って特ダネを報道する。
余りにきめ細かくなりすぎて、117円を割るは「円高や」と騒ぎ、111円から戻すときは115円で「円安や」と騒ぐ
なんのこっちゃかわからない。どっちやねん?

「117円が円高で、116円が円安か」ただこのきめ細かい矛盾した報道も功を奏して当局のコメントもきめ細かくなり少々の変動でも「乱高下は良くない」とコメントを出してくれ、相場は昔と考えれば考えられないような狭いレンジで安定している。
安定すればスワップ派も有利であるし、デイトレも思い込まずに行ったり来たりする相場を頻繁に売買するのが必要になってくる。 動かない相場で「思い込んだら試練の道をゆくが如し」となる。

内需拡大−規制緩和−市場開放−小政府−財政均衡−自己責任−公明正大 50―超円高−100―円高−150−普通円−200―円安−250−円安−
「世界一のデフレと物価高の共存が日本の弱点」「国を選ぶ時代」FX湘南社是 「面白く正しく」FSIG FX湘南投資グループ代表 野村雅道 専修大学、中京大学講師(事務所 横浜田園、山下公園、伊豆稲取)


8.横浜湘南便り「赤福、名古屋コーチンを食べたい」

中京大学の講義で名古屋へ行った帰りのお土産に「名古屋コーチン」や「赤福」を買う。その名古屋コーチンの2割が偽物、赤福が製造日改ざんが行われているとの報道があった。グルメでもない私には何を賞味してもその区別はつかないので教えて欲しくない情報だった。

赤福などは冷蔵して再出荷しているのはいいんじゃないかと思ってしまった。
名古屋コーチンは普通の鶏より歯ごたえがあったのそれで十分満足していた。
でもお土産でいろんな人にも食べてもらっていたのはまずいか。
中にはデリケートな人もいるかもしれない。
偽物といわれなきゃわからないのが、上述の改正建築基準法、金融商品取引法のように、最近の製造日改ざんや偽物商法などには結構きびしくなってきたようだ。
中国の段ボール肉まんも笑えない。
でもこういうことは古今東西続くのだろう。
中国商品は世界中でボイコットされているということだが、1-9月で中国の貿易黒字は既に昨年同期を超えている
「チャイナフリー」キャンペーンは影響がないようだ。
やはり世界は安いものを求める人が多いようだ。ただ暫くは名古屋みやげは味噌カツと味噌煮込みうどんとなる。

           

(写真=@名古屋コーチンA名古屋城Bシャチホコ)


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「時間が足りないG-7」 2007年10月11日 20:35


2007年10月11日(木)―2007年10月12日(金)


総括「時間が足りないG-7」
需給&テクニカル「三連休明けのドル円とユーロ円」
リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」
当局orうたかた無常「生保は下期も大人しい」
ID為替&質疑応答「そんなの関係ねえも多い」
横浜湘南便り「双十節@横浜中華学院」


ドル円115.50-118.50 ユーロ円 164-167

FX湘南IG(FSIG代表 野村雅道(事務所 田園、山下、伊豆稲取)専修大学、中京大学講師 日経インデックス(2000年=100)10月10日東京引け 前回 10月5日からの変化 円81.6弱し、ドル84.7弱し、ユーロ130.3弱し(2007年1月4日 円82.3(87.9)ドル89.7(91.5)ユ-ロ125.5(120.0)括弧内は2006年1月4日)10月10日ドルインデックス IN NYBOT78.32同、CRB329.33強し、CRUDEOIL80.58弱し、DOW 14078.69、日経平均ドルベース 10月10日東京引け146.46 IMM円投機筋 10月2日 円-28069(前週比+25620)ユーロ+94440(+10992)


1.予定

(今週の予定)

8(月)独 製造業受注、ユーロ当局がG-7に向けコメント
9(火)景気ウォッチャー調査、独 国際収支、鉱工業生産、FOMC議事録
10(水)日銀政策決定会合、
11(木)豪 雇用統計、日銀政策決定会合、機械受注、マネーサプライ、国際収支、金融経済月報、ECB月例報告、2Qユーロ圏GDP確報、貿易収支、失業保険、南ア政策金利
12(金)NZ 小売売上、日 企業物価指数、消費者態度指数 ユーロ圏 鉱工業生産、米 PPI、ミシガン大消費者信頼感指数


(来週の予定)

15(月)NZ3QCPI、米 NY連銀製造業景気指数
16(火)独&ユーロ圏 ZEW景況感調査、ユーロ圏CPI、米 対米証券投資、鉱工業生産、設備稼働率
17(水)日 第3次産業活動指数、米 CPI、住宅着工、建設許可、ベージュブック
18(木)ユーロ圏貿易収支、建設支出、米 失業保険、景気先行指数、フラデルフィア連銀景況指数
19(金)日 全産業活動指数、独 PPI、


2.総括「楽しみなG-7」(時間が足りるか、会期延長か)

FRBは昨日翌日物レポ(買いオペ)で160億ドルの資金供給を行った
通常平時では15億から20億ドルの供給なのでまだ資金の調達が難しい銀行が多くあるのだろう。
FF金利は誘導目標の4.75%を上回る4.875%で推移していたようだ。
FF金利は日本コール市場にあたり金融機関の最後の資金繰りをすると同時に世界中の銀行も最後のドル資金の締めを行う。
ここで調達できないと勘定が赤になって高い貸越し金利を貸されたり、公定歩合での借り入れを強いられたり、信用不安で銀行の名前が暴露されてしまう。
平時の15-20億ドルになるまでは米国市場が落ち着いたとはいえないだろう

(80年代に私はこのFF金利でドル資金の帳尻合わせをしていたが当時は誘導金利などなく1日で3%とから20%まで金利が動く日があった
それと比べればかわいい動きだし、進歩したのだろう。
当時も大手米銀が資金繰りに苦しみ邦銀が緊急に貸出しをしたこともあった。
ただそれら大手銀行はすべて消え去った。
いや貸していた大手邦銀もすべて消え去った。銀行も安定しているようでそうではない)

そういう中でのG-7なので米国は為替よりも(特に何の問題もないドル円)サブプライムでの信用不安問題、ヘッジファンド、機能しなかった格付け機関について議論したいところ。
欧州はサブプライムローン問題も落ち着いてきたのでユーロ高、人民元、円安などを話したいだろう
ただ欧州もG-7参加者が多くいてユーロ高是正のフランス派とインフレ重視で通貨高容認のドイツ派に分かれ一枚岩でもない。
2日間ですべての議題に簡潔な声明が出せるのだろうか。
今回は久々に注目したいG-7だ。ただ間がある。
欧州が先にいろいろコメントしすぎたしG-7までは報道合戦が続くだろう。何も市場が知らされず電撃的にニューヨークプラザホテルでドル高是正を表明したプラザ合意がなつかしい。
当時は1ドル240円、1ユーロ=0.6程度であったが、22年経ってもドルはまだ不安だ。
当時と変わったのは円も不安ということ。

今日はその中での日銀政策決定会合や南アフリカ中銀の政策金利決定がある。
かたや0.5%かたや10%が現在の金利だ。
まだまだ各国が米国を配慮した金融政策をとる段階だ。
配慮せずとも2QGDPがマイナス成長(-1.2%)、CPI低下、株価、賃金低下の日本が利上げなどはおこがましい(値上げは続くが)。


3.需給&4.テクニカル「今年の三連休明けの相場」「3renkyu.xls」をダウンロード

日本は月曜日休みの三連休が多くなった。
三連休明けの日は仲値まで輸入決済が増え円が売られるのは当然である
では一日を通してはどうだろうか
今年の三連休明けのデータを調べた。
ドル円はドル上げが4回、下げが3回で役に立つデータにならなかった。
ユーロ円では上げが6回下げが1回でこちらのほうが利用価値がある。(表添付)
なお1月4日の三が日明けは銀行は出勤しているが顧客不在なので対象外とした。
始値は東京オープン、終値はNYクローズとした。

5.リスク(想定済みにしてビックリしてはいけない) 「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」

北朝鮮暴発(北朝鮮開国?)、朝鮮半島統一、イラン、地震、日本物格上げ、米国物格下げ、貿易戦争(FTA)、米軍イラク撤退、領土教科書靖国問題、アジアでのテロ、イラク混迷、英国ポンドのユーロ入り


6.当局&うたかた無常「生保は下期も大人しい」

ロイターが下半期の日本の生保の外債投資動向が報道していた。
明治安田生命は外債投資は据え置き、残高水準800億円を維持、下期370億円の外債償還分をドル建て中心で再投資する。

朝日生命は上期はサブプライム問題などで円が急上昇した局面で米国債を約800億、ユーロ債を約200億円買い増した。
下期に1ドル=118円程度の円安になれば利食い売りする方針。
ただ、逆に1ドル=115円、または1ユーロ=150円台前半の円高になった場合は、機動的な運用枠から500億円程度の外債を積み増す。
などと両生保ともに大人しい投資方針で市場へのインパクトは小さいだろう
個人の外貨投信やFXがよりアクティブな外貨投資プレーヤーだ。


7.ID為替「そんなの関係ねえも多い」

為替の報道の量も膨大になってきた。
その中から本当に為替に影響するものを選別していくのはやはり普段の勉強がモノを言うだろう。
いろいろ情報を流されてもハヤリの「そんなの関係ねえ」と即座に取捨選択するのがデイトレーダーには必要だろう。
例えば対米国証券投資の金額やとんでもない大きな金額があげられる債券の償還の為替の報道などだ。

前者は為替が起きない取引が多く含まれてるので為替ディーラーにはあまり意味がない。
金利ディーラーには役立つかもしれない。
同じ内容の日本の対内対外証券投資の数字は誰も気にしない矛盾がある。
どちらも為替取引というより為替がかかわらない金利取引だ。

また後者の償還玉は例えばユーロ債の償還ではユーロ圏の投資家が購入している為替が起きないものも含めて報道しているようだ。
日本の国債の償還で円が買われると言っているようなものでやはりこれらは「そんなの関係ねえ」だ。
今日も豪ドルの償還話が出ている。

内需拡大−規制緩和−市場開放−小政府−財政均衡−自己責任−公明正大 50―超円高−100―円高−150−普通円−200―円安−250−円安−
「世界一のデフレと物価高の共存が日本の弱点」「国を選ぶ時代」FX湘南社是 「面白く正しく」FSIG FX湘南投資グループ 代表 野村雅道 専修大学、中京大学講師(事務所 横浜田園、山下公園、伊豆稲取)


8.横浜湘南便り「双十節@横浜中華学院」

昨日10月10日は十が二つ並ぶ双十節。
普段は入れない関帝廟側の横浜中華学院が双十節で開放され女子生徒が民族舞踊を踊っていた。
父兄の方々も応援し運動会のような雰囲気になっていた。
私も初めて中華学院に入り旗やお祝いの特集満載の台湾の新聞などを頂いた。
中に入ってみると校舎は一階が四川料理の重慶飯店で二階以上が中華学院であることがわかった。
横浜中華学院は中華民国(台湾)系が主流で大陸系の学校は山手にあると聞く。
昔は両者が学校運営で対立していたようだ。
双十節の中華街には中華民国の旗、青天白日満地紅旗が並んでいる。
人数的には台湾出身より多い中華人民共和国の国慶節には五星紅旗を掲げるはあまり多くない。
台湾の方々のほうが活発な気がする。
台湾では双十節で16年振りに軍事パレードを行った。
中国に対するけん制か。

           

(写真=@中華学院開放A民族舞踊B国旗で飾られた車)


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「マイナス成長国の自覚を」 2007年10月08日 15:12


2007年10月8日(月)―2007年10月10日(水)


総括「日本の利上げはおこがましい。マイナス成長の自覚を持て。南ア、豪、ECB、BOEとの比較」
需給「何でも円安」
テクニカル「ポジションの偏りを待とう」
リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」
当局orうたかた無常「続 P&Fの質問」
ID為替&質疑応答「お土産持参でクロス円復活」
横浜湘南便り「学園祭都市=ヨコハマ」


ドル円115.50-118.50 ユーロ円 164-167

FX湘南IG(FSIG代表 野村雅道(事務所 田園、山下、伊豆稲取)専修大学、中京大学講師 日経インデックス(2000年=100)10月3日東京引け 前回 9月28日からの変化 円82.2弱し、ドル84.8同、ユーロ130.5弱し(2007年1月4日 円82.3(87.9)ドル89.7(91.5)ユ-ロ125.5(120.0)括弧内は2006年1月4日)10月3日ドルインデックス IN NYBOT78.32強し、CRB329.21強し、CRUDEOIL81.22強し、DOW 14066.01、日経平均ドルベース 10月3日東京引け146.36 IMM円投機筋 10月2日 円-28069(前週比+25620)ユーロ+94440(+10992)


1.予定

(今週の予定)

8(月)独 製造業受注、ユーロ当局がG-7に向けコメント
9(火)景気ウォッチャー調査、独 国際収支、鉱工業生産、FOMC議事録
10(水)日銀政策決定会合、
11(木)豪 雇用統計、日銀政策決定会合、機械受注、マネーサプライ、国際収支、金融経済月報、ECB月例報告、2Qユーロ圏GDP確報、貿易収支、失業保険、南ア政策金利
12(金)NZ 小売売上、日 企業物価指数、消費者態度指数 ユーロ圏 鉱工業生産、米 PPI、ミシガン大消費者信頼感指数


(来週の予定)

15(月)NZ3QCPI、米 NY連銀製造業景気指数
16(火)独&ユーロ圏 ZEW景況感調査、ユーロ圏CPI、米 対米証券投資、鉱工業生産、設備稼働率
17(水)日 第3次産業活動指数、米 CPI、住宅着工、建設許可、ベージュブック
18(木)ユーロ圏貿易収支、建設支出、米 失業保険、景気先行指数、フラデルフィア連銀景況指数
19(金)日 全産業活動指数、独 PPI、


2.総括「日本の利上げはおこがましい。マイナス成長の自覚を持て。南ア、豪、ECB、BOEとの比較」

今週は日銀政策決定会合がある。
同日には南アフリカ中銀も政策金利を決定する。
南アは成長率が4から5%、CPIが5から6%の国である
今回はそれでも据え置き見通しがある。
2QGDPがマイナス成長(-1.2%)、CPI低下、株価、賃金低下の日本が利上げなどはおこがましい。
財務省出身の自民党元金融小委員会の山本幸三議員の「日銀は利下げをすべき時に利上げをした」との批判も的を外しているわけでもないだろう。

南アフリカには及ばない成長率の国だが先週はオーストラリア、ECB、BOEも金利据え置きとした
いずれも日本よりインフレ懸念があり成長率の高い国だ。
オーストラリなどは世界中から引く手あまたの資源を持ち絶好調だが金利据え置きとした。
日本が金利を上げるのはおこがましい。

日曜日のテレビでは自民党は現在の年金システムの上に消費税引き上げなどの年金税を加えるとのこと。
年金保険料がなくなって税金だけのシステムになると思っていたがさらに国民の負担が増えるシステムのようだ。
企業収益の改善でも可処分所得が増えないのにさらに所得が減りそうなことを考えている。
オセアニアや北欧は税金が高いが年金保険料や雇用保険料は徴収されない
その国に住んでさえいれば年金は貰える。
医療費はただだ。
雇用保険は移民しても失業していればその日からもらえる。

日本からは円だけではなく人まで出て行くのでないだろうか。
マイナス成長の国である日本で利下げが議論されず利上げが議論されるのが不思議だ。
燃え滾るようなインフレと成長率が結果として出てきて始めて1%でも2%でも利上げすればいいのではないだろうか。
その前に豊かさをもたらさない国の運営が気になるところだ。

書いてるうちに熱くなって愚痴になってしまったが今週の注意点としてはユーロ当局がG-7へ向けてユーロ高けん制を出すかどうかだろう。


3.需要「何でも円安」

先週も含め最近の相場展開ではドルが安くなろうと高くなろうと円安が進展している気がする。
ドル安円安は既に陳腐な言葉となってきたが(私は1998年にこの言葉をリポートに書き始めた)、ドル高でも円安になってきている
要は「なんでもええんやす」と言うか何でも円安となってきた。
物価低下、株価低下、賃金低下、政局混迷、いいところは中国へ、国民負担増大の下で日銀だけが利上げをしようとするのも最初は円にポジティブな要因であったが、それは景気の障害にしかならないのではないかという雰囲気が世界的に広まりつつあるのではないだろうか。


4.テクニカル「また円売りを積み上げようではないか」

あまりシカゴのIMMごときを評価したくもない。
しかしサブプライム問題がどうあろうと、米国経済が、日本経済がどうあろうと、雇用統計がどうなろと、相場を大きく動かすためにはポジションの偏りが必要だ
そのポジションの偏りを示してくれたのがIMMの円投機ポジションだ。
5月1日から7月10日までは円売りが10万枚以上であり、8月21日に円売りから円買いの1516枚になるまでドル円相場は122円から111円へ下落した。
ただゼロ近辺になってからは円買いポジションはそれ以上進まず小動きになるにつれドル円相場も小動き、小戻しとなった。
ドル安の材料があってもドル買いのポジションも膨らみあがっていなければ急激なドル安もない。
8月後半からこのことを何度か繰り返しのべてきたが現実となってきた。
円は損切の円買いは出るが、積極的には買う人はいなかったのであった。
また円売りポジションが10万枚まで伸びていくのだろう。
その時はまた街では円売り万歳の雰囲気になっているだろうからその時は気をつけたい。
ただIMMはそのようなことを繰り返しつつトータルでは総合的に円安が進展していくようだ。
それはクロス円に如実に表れている。


5.リスク(想定済みにしてビックリしてはいけない) 「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」

北朝鮮暴発(北朝鮮開国?)、朝鮮半島統一、イラン、地震、日本物格上げ、米国物格下げ、貿易戦争(FTA)、米軍イラク撤退、領土教科書靖国問題、アジアでのテロ、イラク混迷、英国ポンドのユーロ入り


6.当局&うたかた無常「続 P&Fの質問」

「はじめまして。おたずねさせて頂きます。P&Fチャートは自作しか手はないのでしょうか?どこかウェブサイトに上がっているものはないのでしょうか。最初から自分で作るのは、とてもとても自信がありません。よろしくお願い致します。」

前回に続きP&Fの質問がありました。いくつかの会社がP&Fの画面を作っていると思いますが、P&Fは時間軸とは関係のないもので相場の動きだけで描いていくものですが本当にそうなっているか疑問が残ります。現在のITなら自動的に作画し自動的に売買も可能だと思いますがそれはまだ見つけていません。海外の方が作ってくれるとか年初に言ってくれましたがまだ回答を頂いておりません。

手でつけるのも鉛筆とグラフ用紙で簡単で、それにパターン分析や移動平均線、トレンドラインも組み合わせて作画しています。私は年寄りなのでローソク足も一目均衡表も手でつけていた世代です。また10銭(ポイント)きざみの3枠転換が基本ですが、4枠転換にするなど通貨ごとの動きによってマイナーチェンジも良いと思います。 


7.ID為替「お土産持参でクロス円復活」

確か6,7月にスワップ派でも為替変動が気になる人は一昨年の高値の87円より上の88円で一旦調整の売りを出し、秋に買い戻していけばと提案したが、その通りになったが、上手く88円で売って70円台で買い戻した人は少ないだろう。
88円で売って70円台で買い戻すということは変動取引なので常に相場をウオッチしていないときっかけもつかめなかっただろう。
スワップ狙いでのんびりする人とは哲学の違う取引だからだ。

同時に6,7月は売買が面倒な人はそのままスワップのポジションをキープしてもいいと提案した
2,3倍のレバレッジなら何ともなかったと思うが円高で気分が悪くなった人もいたと思う。
88円で売って70円で買い戻す労苦を負わなかった分、精神的な苦労くらいは負っても当然だと思う。
何も対価なくのほほんと儲かるのは相場の神様にも申し訳ないだろう。
ただ完全復活以上のカナダ円を筆頭にスワップというお土産を持って各クロス円はどうにかもどってきたのである。
約3ヶ月での戻りは早い気もするが、今後とも時間が解決してくれる、最後は為替変動などスワップ益から見ればとるに足らないものとなるのがスワップ派である
変動派とはレバレッジも時間軸も違う取引だが、けっして敵対するものではなく、勘定を別にしてデイトレもスワップも両方やればいい。
どちらも儲かるのである

内需拡大−規制緩和−市場開放−小政府−財政均衡−自己責任−公明正大 50―超円高−100―円高−150−普通円−200―円安−250−
円安−「世界一のデフレと物価高の共存が日本の弱点」「国を選ぶ時代」FX湘南社是 「面白く正しく」FSIG FX湘南投資グループ 代表 野村雅道 専修大学、中京大学講師(事務所 横浜田園、山下公園、伊豆稲取)


8.横浜湘南便り「学園祭都市=ヨコハマ」

漸く秋日和になってきた週末には前回お伝えしたジャズプロムナードがみなとみらいから元町までの120ヶ所の会場で繰り広げられた。
私も開港記念館や日本大通り、ランドマークタワーでの会場や路上の演奏に聞き入っていた。
ところがもっと人出があったのが山下公園で開催されていた世界フードフェアーで今回のテーマはカレーで各国がカレー中心のメニューを屋台で販売していた。
7月の花火大会の50万人には及ばないが30万人以上が参加していたようだ。
カレー以外でもお国自慢の料理が振舞われた。
日本は庄内の芋煮であった。
さらに赤レンガ倉庫では引き続きビアフェスタが開かれていた。

中華街は中華街でいつもお祭りのような雰囲気だ。
ヨコハマは毎週なんらかの催しものが開かれている。
仮装行列、駅伝、大道芸あり、元町チャーミングセール、中華街は春節、国慶節、双十節、中秋の月餅フェア、上海蟹フェアなどなど、横浜スタジアムのある横浜公園でも年に数回フェアーがあり屋台が軒を連ねる。
まもなく山手はハロ−ウィンの飾り付けが始まるだろう。
山手の女子高も学園祭の季節だが一年中毎週が学園祭のようなヨコハマだ。
東京ほど広くなく分散せずすべて徒歩圏でのアクセス可能な催しものなので便利だ。
これにベイスターズ優勝でも絡めば最高潮だが、それは為替の暴落のようにごくたまにしか起こらない現象なのだろう。

           

(写真=@日本大通りの路上ジャズライブA山下の世界フードフェアBビアフェスタ)


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「G-7声明作りは終了」 2007年10月04日 17:40

2007年10月4日(木)―2007年10月5日(金)

総括「G-7声明作りは終わっている?」
需給「円も晩年に」
テクニカル「P&Fの質問」
リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」
当局orうたかた無常「しゃれたネーミングを」
ID為替&質疑応答「円天の恐怖」
横浜湘南便り「ジャズプロムナード」


ドル円114.50-117.50 ユーロ円163-166 

FX湘南IG(FSIG代表 野村雅道(事務所 田園、山下、伊豆稲取)専修大学、中京大学講師 日経インデックス(2000年=100)10月3日東京引け 前回 9月28日からの変化 円82.9弱し、ドル84.8弱し、ユーロ130.6弱し(2007年1月4日 円82.3(87.9)ドル89.7(91.5)ユ-ロ125.5(120.0)括弧内は2006年1月4日)10月3日ドルインデックス IN NYBOT78.65強し、CRB328.23弱し、CRUDEOIL79.73弱し、DOW 13968.05、日経平均ドルベース 10月3日東京引け148.60 IMM円投機筋 9月18日 円-2449(前週比+18618)ユーロ+83448(-2601)


1.予定

(今週の予定)

1(月)シドニー、香港休場、日銀短観、自動車販売 独&ユーロ圏 製造業PMI、米 ISM製造業指数
2(火)日 マネタリーベース、独 小売売上、ユーロ圏 失業率、PPI、米 自動車販売、中古住宅販売保留
3(水)豪 RBA政策金利発表、小売売上、独&ユーロ圏 サービス業PMI、ユーロ圏 小売売上、米 ADP雇用者数、ISM非製造業指数
4(木)豪 住宅建設許可、BOE政策委員会、ECB理事会、米 新規失業保険、製造業受注、
5(金)日 景気動向指数、米 雇用統計


(来週の予定)

8(月)独 製造業受注
9(火)景気ウォッチャー調査、独 国際収支、鉱工業生産、FOMC議事録
10(水)日銀政策決定会合、

11(木)豪 雇用統計、日銀政策決定会合、機械受注、マネーサプライ、国際収支、金融経済月報、ECB月例報告、2Qユーロ圏GDP確報、貿易収支、失業保険、南ア政策金利
12(金)NZ 小売売上、日 企業物価指数、消費者態度指数 ユーロ圏 鉱工業生産、米 PPI、ミシガン大消費者信頼感指数


2.総括「G-7声明作りは終わっている?」

明日5日(金)=ゴトキンにTBSラジオの「生島ヒロシのおはよう一直線」という番組に午前5時45分から53分に外国為替、長期運用についてお話し致します。

依然ミヤンマーにインターネットが通じない。
反政府デモについての新聞の報道も少なくなっている。
現地の後輩が心配だ。

ユーロドル、ポンドドル、ドルスイスでのドル上昇3日目
日本では欧州通貨の情報は消化しきれず動かないが欧州市場では欧州当局のユーロ高けん制に素直に反応している。
その他通貨は2日目の下落でドル上昇。
円はドル安のリード役にはなれないが、ドル高のリード役になってクロス円は上ヒゲ長いながらも陽引けとなった。

欧州筋によれば米国は円安をG-7の俎上に載せることに反対している模様。
ドル円の水準については何の問題もないからだろう。
105-125のレファレンスレンジ(推定)を抜けない限り。
今回のG-7はサブプライム、ヘッジファンド、格付け機関、ユーロ高、人民元と珍しく話題に事欠かない
G-7各国事務方は既に声明を作り上げているのだろう。
案外額賀大臣などから率直に声明の内容、円についてはどうかが漏れるかもしれない。
口うるさいフランスは場外で数多くコメントをするだろうが、それは割り引いたほうがいい。

IMMの円ポジションに代表されるように、まだ円売りのポジションが大きく造成されていないので、円買いもそれほど大きいものにはならない。
円売りがあれば円を買うが、ここ1ヶ月続いている相場を見ればわかるようにゼロから円に惚れ込んで円買いを始める人は少ないだろう。

景気絶好調、資源では世界から引く手あまたのオーストラリアは大人の配慮で昨日金利据え置きをした。
今日のECBもユーロのインフレ懸念はあるが昨今の信収縮問題もあり据え置きとするだろう。
まさか6月のニュージーランドのように利上げしてユーロ売り介入の愚策はないだろう。
BOEは利下げしたいが中銀のプライドもあり据え置きだろう。
同じ据え置きでもそれぞれ内容は違う。


3.需要「円も晩年に」

円買いの限界。
98年のLTCM破綻時のドル円の急落、2005年末のカレン蔵相とS&PのNZ格下げ示唆(いまだその格下げの気配はないが)でのNZ円の急落、今夏のサブプライムローン問題での高金利通貨買い円売りの巻き戻しでの円買いがあったが、要は円売りがかなり溜まっていないと起きないのがここ10年の円買いの特徴だ。
心の底から円を愛して買う人はいなくなっている。
愛しすぎて飽きた時に、ごくたまに起きるのが円買いだ。
円も年をとってきたのだろう。
人々は若い新興国通貨や若いユーロになびくこの頃。
1973年の変動相場制開始の300円から1995年の79円までの円はピチピチしていたのだろう
今円を大事にしてくれるのは長年寄り添って仕えた米ドルくらい。
他の人々(他通貨)は見向きもしてくれない。


4.テクニカル「P&Fのご質問」

「1枠(○or×)を10ptと設定した「3枠反転」の取引手法の場合についてです。例えば、ドル/円が120.00まで下降し、上昇へと変化した場合120.10(×が1つ)の時点でロングするのでしょうか?それとも120.30(×が3つ)の3枠反転を確認した後、ロングするのでしょうか?」

お答え「120.30に上昇した時に始めて×を3つ一度につけて上昇と認めます。120.30でロングにするということです。
私の場合は四捨五入方式でしたので25がついたらまとめて×を3つつけていました。人によっては一枠5銭にしたり、動きの早いポンド円では10ポイント4枠転換にしていた人もいました。動きにくく行ったり来たりするドル円よりもドルスイスなどのほうが効率的でしょう。何枠転換とか一枡何ポイントにするかは通貨によって変えてもいいかもしれません。銀行時代はデイトレをやっていましたのでローソク足、P&F、需給が収益の源泉でした。P&Fのパターン分析やトレンドラインも併せて活用してください。ご健闘をお祈りします。」


5.リスク(想定済みにしてビックリしてはいけない) 「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」

北朝鮮暴発(北朝鮮開国?)、イラン、地震、日本物格上げ、米国物格下げ、貿易戦争(FTA)、米軍イラク撤退、領土教科書靖国問題、アジアでのテロ、イラク混迷、英国ポンドのユーロ入り


6.当局&うたかた無常「しゃれたネーミングを」

ゆうちょ銀行、かんぽ生命のネーミングは誰が考えたのだろう。
同じ単語の繰り返しで冴えない。
かんぽ生命などはSIMPLE INSURANSE INSURANCEか。
そういえばシティバンク銀行などの看板を見たこともある。
英語に訳せばシティバンクバンクだ。三菱東京UFJとかだらだらした名前も残っている。
せっかくお金をかけて看板を塗り替えるのだからコピーライターでも頼んでセンスのある名前にして欲しいものだ。


7.ID為替「円天の恐怖」

金融詐欺事件では豊田商事、オレンジ共済、沈没船、平成電電とか枚挙に暇がない。
日本の個人の金融資産は1555兆円あるが半分の778兆円は預貯金であり、株、投資信託などのリスク資産への投資が少ないのが日本の個人の投資の特徴だ。それにしては今回のL&Gなどの事件は簡単にお金が集まってしまう。
それも退職金を全額預けたなどの話も出てくる。
日本人はリスクテイクが嫌いなのか大好きなのか分からない。

話は変わるがこの金融詐欺に使われた架空マネーの「円天」という言葉の響きは為替ディーラーだった頃を思い出させる。
「エンテン」という言葉は為替市場では「円転」とか「円10」とかで使われた。
前者の円転は外貨を持っている輸出業者が外貨を円に買えること=外貨売り円買い、逆に外貨買い円売りは「円投=エントウ」と呼ばれていた。後者の「円10(テン)」は顧客がディーラーにドル円の1千万ドルの2WAY PRICEを聞く時に使われる。
ディーラーが緊張する一瞬だ。
10-15と出してマインと言われたりユアーズと言われて売買が成立する。
言われた途端に10で打たれたらすぐに05、00がギブンになったり、15をマインされた後に20、30と一瞬で上昇されて損失に陥る恐怖がある。
デーラーはあるものを売買するのではなく空売り空買いなので、自分が建てた価格で売買、カバーできる保証はない。
円10ではなく、円100=1億ドルになるともっと緊張したのであるが、その瞬間が恐怖でもあり醍醐味でもある。
そのゾクゾクするスリルは今でも夢に出てくる。

内需拡大−規制緩和−市場開放−小政府−財政均衡−自己責任−公明正大 50―超円高−100―円高−150−普通円−200―円安−250−円安−
 「世界一のデフレと物価高の共存が日本の弱点」「国を選ぶ時代」FX湘南社是 「面白く正しく」FSIG FX湘南投資グループ 代表 野村雅道 専修大学、中京大学講師(事務所 横浜田園、山下公園、伊豆稲取)


8.横浜湘南便り「ジャズプロムナード」

今週末の10月6日(土)、7日(日)では横浜ジャズプロムナードが開催される。
元町から山下、大桟橋、日本大通り、みなとみらい、桜木町の120ヶ所で会場と路上でジャズライブコンサートが開かれる。
日本ジャズの発祥の地は神戸とも言われているが横浜も戦前はジャズメンは横浜から上海のフランス租界(バンドあたり)に渡ってジャズを学び、持ち帰った。戦後は米軍が横浜へ進駐する中で、横浜人がジャズに接する機会が増えていったそうだ。

その中で行われるジャズのお祭りだ。
ただこの特別の両日でなくても横浜では普段からジャズには気軽に触れることが出来る。
中華街でも山下町、野毛にもジャズライブを行っている店は多い。
私などもお酒は余り飲めなくても、軽食、時に重厚食を食べながらライブを聞いている。
一番通っているのは中華街のウィンドジャマーで土日は観光客で満員だが平日の夜は空いている。
夜8時から1時間置きに30分ずつピアノ、ベース、ドラムで演奏している。
チャイナタウンとジャズを楽しむのはニューヨークのマンハッタンのダウンタウンにいる気にもなれる。
料金もお手ごろだと思う。

           

(写真=@ライブジャズハウスのウィンドジャマーAニューノルゲB元町クエスチョン)


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「物価・株価・賃金上昇なくして利上げなし」 2007年10月01日 14:31

2007年10月1日(月)―2007年10月3日(水)

総括「物価、株価、賃金上昇なくして利上げなし」
需給「ゆうちょ銀行、かんぽ生命スタート」
テクニカル「ドル円は全体では円安」
リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」
当局orうたかた無常「トルコリラ債、南アランド債と外貨証拠金の比較」
ID為替&質疑応答「上海虹橋ー東京羽田が4時間」
横浜湘南便り「赤レンガ倉庫は大蔵省が建築した」


ドル円113.50-116.50 ユーロ円162.50-165.50

FX湘南IG(FSIG代表 野村雅道(事務所 田園、山下、伊豆稲取)専修大学、中京大学講師 日経インデックス(2000年=100)9月28日東京引け 前回 9月26日からの変化 円83.2弱し、ドル84.9弱し、ユーロ130.8弱し(2007年1月4日 円82.3(87.9)ドル89.7(91.5)ユ-ロ125.5(120.0)括弧内は2006年1月4日)9月28日ドルインデックス IN NYBOT777.698弱し、CRB333.67強し、CRUDEOIL81.79強し、日経平均ドルベース 9月28日東京引け145.78 IMM円投機筋 9月18日 円-2449(前週比+18618)ユーロ+83448(-2601)


1.予定

(今週の予定)

1(月)シドニー、香港休場、日銀短観、自動車販売 独&ユーロ圏 製造業PMI、米 ISM製造業指数

2(火)日 マネタリーベース、独 小売売上、ユーロ圏 失業率、PPI、米 自動車販売、中古住宅販売保留
3(水)豪 RBA政策金利発表、小売売上、独&ユーロ圏 サービス業PMI、ユーロ圏 小売売上、米 ADP雇用者数、ISM非製造業指数
4(木)豪 住宅建設許可、BOE政策委員会、ECB理事会、米 新規失業保険、製造業受注、
5(金)日 景気動向指数、米 雇用統計


(来週の予定)

8(月)独 製造業受注
9(火)景気ウォッチャー調査、独 国際収支、鉱工業生産、FOMC議事録

10(水)日銀政策決定会合、
11(木)豪 雇用統計、日銀政策決定会合、機械受注、マネーサプライ、国際収支、金融経済月報、ECB月例報告、2Qユーロ圏GDP確報、貿易収支、失業保険、南ア政策金利
12(金)NZ 小売売上、日 企業物価指数、消費者態度指数 ユーロ圏 鉱工業生産、米 PPI、ミシガン大消費者信頼感指数


2.総括「物価・株価・賃金上昇なくして利上げなし

10月でリフレッシュ。日本では下期に入る。ゆうちょ銀行、かんぽ生命もスタートする。12月決算の外資系はあるものはラストスパート、あるものはあまり収益をぶらさないように慎重になるかもしれない。

イベントを羅列すれば短観、RBA、BOE、ECBの金融政策会合、日本のねじれ国会スタート、米雇用統計などとセリーグのペナントレースのような緊張感がある。サブプライム問題で揺れるBOEは別としても、景気好調のRBAやインフレ懸念のECBがどうでるか。据え置いたとしても次回利上げ示唆をするだろう。

日本は日銀は利上げをしたいようだが、先週のCPI低下、民間給与9年連続低下、ID為替では再三取上げていたが昨日の日経朝刊でも日本の株価は今年世界でも数少ない下落市場である
景気動向指数は改善だが失業率は上昇、8月住宅着工は大幅減とマチマチである。
都会的発想の日銀は利上げをしたいが、地方を回ってみると力強さは感じられない
都会利上げ、地方利下げともいかないが、可処分所得が増えないのに利上げをすれば後々影響が出よう。
0.25や0.5%利上げしても、金利差は若干縮まっても、その分景気に悪影響が出てドル円は別としてトータルでの円安(クロス円の上昇)は続くと思う。G-7も近くなってきたが、6,7月に出たBISの円安懸念、UNCTADの円キャリー懸念が議論されるかが日本にとっての注目点だろう。


3.需要「ゆうちょ銀行、かんぽ生命スタート」

三菱東京UFJと三井住友を合わせたよりも大きい資産187兆円のゆうちょ銀行と日本生命と第一生命を合わせたよりも大きい資産116兆円のかんぽ生命がスタートする。
為替に関係するのはその外債投資動向だが、今年8月の残高ではゆうちょ銀行は4302億円、かんぽ生命は1.4兆円となり全資産における比率は極めて小さい。
4年前の平成15年ではゆうちょ銀行、かんぽ生命の外債保有はそれぞれ、3.2兆円と1.7兆円であった。特に郵貯が数年でその残高を激減させていた。

これだけの小さな残高になっていればもうこれ以上減少させて円高要因となることもないだろう。
新規で外債投資するかどうかだが、郵貯銀行が日本の銀行と同じような投資スタイルをするとなれば、円を投資して外債を買う形にはならない。
外貨で調達して外貨で運用するのだろう。
ただ外貨は多くは逆イールドカーブなのでその投資も増加させにくい。
かんぽ生命は長期運用なので今後も円を売っての外債投資を増加させることはあるだろう。
市場に出てくればある程度のインパクトはある。


4.テクニカル「ドル円の雲は厚いが、振り落とされていない」

9月はサブプライム問題、通貨の秋とか、リパトリとかでの円高予想もあったが、結局は円安推移したと言って良いだろう。
ドル円は月足では陰線、一目の雲の下での推移となったが、他のクロス円は月足は陽線、とくにユーロ円、スイス円、カナダ円、豪ドル円は大陽線といっても良いだろう。
日経通貨インデックスでは8月末からは9月末では円が83.86から83.2へ下落、ドルは87.04から84.91へ下落、ユーロは127.98から130.79へ上昇。
アジア通貨もインデックスで上昇しているものが多い。
9月は円安ドル安の元の流れに戻った。
いまや通貨分散の時代でありドル円だけを追う人は少なくなっている。

円は年初来で0.9ポイント上昇しているが、ユーロの4.58ポイント上昇から比べれば小さいものだ。
昨年年初からはまだ大幅な円安ドル安状態が続いている。
また何かサブプライム問題などのパニックがあれば短期的には円高となっても長期的には傾向は変わらない気がする。

IMMのポジションが円売りで膨らみあがっても、それが調整でゼロになれば落ち着き、それ以上、円の買い持ちまで進むような通貨ではないと思う。

10月は過去13年でドル円は6回上げ、7回下げでありあまり特徴はない。
ただもうドル円だけで考える時代ではなく、全通貨単位で考えなければならないと思う。


5.リスク(想定済みにしてビックリしてはいけない) 「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」

北朝鮮暴発(北朝鮮開国?)、イラン、地震、日本物格上げ、米国物格下げ、貿易戦争(FTA)、米軍イラク撤退、領土教科書靖国問題、アジアでのテロ、イラク混迷、英国ポンドのユーロ入り


6.当局&うたかた無常「トルコリラ債、南アランド債と外貨証拠金の比較」

日曜日の新聞ではトルコ債の募集広告があった。
発行者はEBRD(欧州復興開発銀行)、利率10から12%(未定)、期間2年、為替手数料は未記載。
利金償還金は円で支払うとなっている。
2年ではやや短く、為替差損があった場合トルコリラで受け取ることが出来ないのが、南アランドの起債と同様の難点。
高利回り債券は長く保有して、為替差損も相殺することが原則だと思っているので、短期物、強制円転では柔軟性がなくなる。
トルコリラのままでの受け皿があれば購入したい。
ただ外貨証拠金では日々のスワップでは17%程度つくようなのでそれと比べれば利回りは低い。
外債も魅力があるが、やはりその外貨で受け皿がなく満期日の強制円転では使い勝手が悪く外貨証拠金に分がある。


7.ID為替「上海虹橋ー東京羽田4時間」

待望の上海虹橋ー東京羽田航空路線が開通した。4時間だそうだ。
従来の千葉成田ー上海浦東でも4時間であったが、都心まではそれぞれ1時間以上(上海側はリニアを使えば早いが)プラスしなければならず6時間以上かかるので新路線は便利になったものだ。
九州、沖縄、北海道感覚で上海へ行ける。
さらに経済交流が深まれば中国と日本の物価の平準化も進展するだろう。
中国全土の月額平均賃金は1万円ということだが、最近ではちょっとしたIT技術者を上海で雇うには15万程度になったと聞いている。
新路線は給与、物価というか生活の日中平準化も進めることとなる

内需拡大−規制緩和−市場開放−小政府−財政均衡−自己責任−公明正大 50―超円高−100―円高−150−普通円−200―円安−250−円安−
 「世界一のデフレと物価高の共存が日本の弱点」「国を選ぶ時代」FX湘南社是 「面白く正しく」FSIG FX湘南投資グループ 代表 野村雅道 専修大学、中京大学講師(事務所 横浜田園、山下公園、伊豆稲取)


8.横浜湘南便り「赤レンガ倉庫は大蔵省が建築した」

横浜らしい開港の歴史を蘇らせる赤レンガ倉庫や神奈川県歴史博物館(旧横浜正金銀行)は当時の大蔵省が建設した。
大蔵省には臨時建築部があり、その設計にあたったのが妻木頼黄(つまきよりなか)だ。
当時官庁の土木工事は内務省の管轄であった。
縄張りのきびしい官庁では異例のことであったようだ。
今考えれば金融財政の担当の大蔵省、財務省が建築にかかわったのは不思議な気がする。

いまや「港ヨコハマ」の看板でもある赤レンガ倉庫と、私が在籍した外為専門銀行の東京銀行の前身でもあり戦前の世界三大為替銀行の一つであった横浜正金銀行本店も大蔵省が建築した。
横浜正金銀行は赤レンガ倉庫と比べれば観光客の訪問は少ないが、1階には当時の為替関連図書室、2階には正金銀行の展示があるので外為に携わる方には参考になると思う。
周りは生糸商が多く集まった弁天通や金融街があり、三井住友銀行や旧三菱銀行、旧富士銀行の建物は重厚感を残している。
正金銀行のある馬車道も大桟橋から馬車が駆け抜けた通りでレストラン馬車道十番館には当時の馬の水飲み場も残っている。
ちなみに正金というのは金準備を保有していたということだ。

大蔵省の建築技師妻木頼黄は赤レンガ倉庫、横浜正金銀行の他に、日本橋、日本勧業銀行(現千葉トヨペット)、山口県庁舎、半田赤レンガ建物なども設計した。

           

(写真=妻木が設計した@山口県庁舎A赤レンガ倉庫B横浜正金銀行)


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